開発の流儀

PROLOGUE

つくれること自体には、もう価値がない。

大事なのは、システムができることではなく、それで仕事がどう変わるかです。わたしがどう考えて開発を進めているかをまとめました。

AIによって、プログラミングやシステム開発は「Excelが使えるかどうか」と同じくらい身近な技能になりました。つくれる人は増え、つくるスピードも上がっています。

これからの価値は、何をつくるかを見極めることと、つくったものを売上や作業時間の削減につなげることにあります。わたしがその判断をどう行っているかを、4つの原則にまとめました。

01.
PRINCIPLES

つくる前に、決めていること

Section 01

これまでの開発を振り返ると、うまくいかなかった案件には共通する原因がありました。だから着手の前に、この4つを必ず確かめます。

  1. PRINCIPLE 01

    業務を整理してから、システムに載せる

    いまの業務を整理しないままシステムにすると、手順がかえって複雑になり、入力や確認の作業がむしろ増えてしまいます。まず業務の流れを書き出し、要らない工程を減らす。整理できたものだけをシステムに載せます。

    最初の打ち合わせで伺うのは、欲しい機能ではなく、いまの業務の手順です。

    整理する前

    • 枝分かれ
    • 差し戻し
    • 二重入力

    整理したあと

    • 残す工程だけ
    整理しないまま載せると、いまの枝分かれや差し戻しまでシステムに固定されます。先に工程を減らしてから載せます。
  2. PRINCIPLE 02

    売上かコスト削減につながらないものは、つくらない

    「あると便利」だけでは、つくる理由になりません。それで売上が増える見込みがあるのか、毎月何時間の作業が減るのか。どちらも答えが出ない機能は、見積りに入れる前に外します。

    ご要望をそのままお受けせず、つくらないほうがいいとお伝えすることもあります。

    ご要望をいただいたら、まずこの2つを確かめます

    1. 売上が増える見込みがあるか
    2. 毎月の作業時間が減るか

    どちらかに答えが出る

    つくる

    見積りに入れて、優先順位をつけます

    どちらも答えが出ない

    つくらない

    見積りに入れる前に外します

    「あると便利」だけの機能は、この2つの問いで落とします。
  3. PRINCIPLE 03

    つくって終わりにしない

    どれだけ良いものをつくっても、現場で使われなければ意味がありません。リリースしたあとに実際の使われ方を見せていただき、使いにくい部分や想定と違っていた部分を改善していきます。

    納品日は区切りであって、終わりではありません。

  4. PRINCIPLE 04

    運用の決めごとまで、一緒につくる

    システムを入れたのに、しばらくすると元のやり方に戻ってしまう。その原因はたいていシステムではなく、その周りが決まっていないことにあります。誰がいつ入力するのか、例外が出たときは誰が判断するのか。そこまで一緒に決めて、はじめて仕事のやり方が変わります。

    ただのシステム開発では終わらせません。

02.
SPEED

つくる範囲が決まれば、1週間で動くものをお見せします

Section 02

すぐに開発を始められるサンプルのプロジェクトを社内に多数そろえ、そのつくり方を学習させた開発用のAIと組み合わせています。毎回ゼロから作る部分がないので、要件定義から設計・開発・テストまでを1週間に収められます。

その会社に合わせてつくる部分
いただいた時間はすべてここへ
サンプルプロジェクトと開発用のAI
社内に用意してあるので、ここに時間を使わない
工程を省いて速くしているのではありません。毎回ゼロから用意する部分がないぶん、そのまま各工程の時間になります。

1週間の内訳

  1. 要件定義
  2. 設計
  3. 開発
  4. テスト

1週間工程を省いて速くしているのではなく、この4つすべてを1週間に収めて、動くものをお見せします。

1週間

ベータ版リリースまで

規模により前後します

ベータ版

早く形にできると、打ち合わせの回数が減ります。書類の上で仕様を詰めていくより、実際に触って「ここは違う」と言っていただくほうが、結果として早く完成します。

03.
WHERE TO START

いまの業務の、どこから変えられるか

Section 03

どれも、いまの業務の一部を置き換えるところから小さく始められます。近いものがあれば、その話をお聞かせください。

  1. 紙の台帳やファイルの束が、ひとつに整理された棚にまとまる様子の図
    01

    業務用システム

    紙とExcelで回している台帳を置き換える

    • 案件と顧客の情報を一か所にまとめる
    • 日報と作業実績の入力
    • 在庫と発注の記録
  2. 古い大きなモニターが、薄い新しい画面に置き換わる様子の図
    02

    古いシステムの作り替え

    何年も前につくったシステムを、いまのWebサービスと同じ感覚で使えるように作り直す

    • 入力に時間がかかる画面を作り直す
    • サポートが終わった技術で動いているものを移し替える
    • 使われていない機能を落として、必要な分だけ残す

    AIを使えるようになって、作り替えにかかる費用と期間は以前よりかなり下がりました。一度見積もって諦めたシステムでも、いまなら手が届くことがあります。

  3. やりとりを表す2つの吹き出しとスマートフォンの図
    03

    LINEチャットボット

    お客様との連絡をLINEにまとめる

    • 予約の受付と、前日のリマインド
    • よくある問い合わせへの一次対応
    • 来店後のフォロー連絡
  4. ばらばらの書類が処理を通って1枚にまとまる様子の図
    04

    AIを組み込んだサービス

    人が読んで書いていた作業を、AIに任せる

    • 見積書や報告書の下書きをつくる
    • 問い合わせ内容を自動で振り分ける
    • 社内の資料を検索して答える仕組み
  5. 表計算シートのマス目のあいだを矢印が自動で巡回する図
    05

    スプレッドシートの自動化

    いま使っているGoogleスプレッドシートを、そのまま自動化する

    • 複数のシートの集計と転記
    • 決まった内容のメールを自動で送る
    • 期限が近い案件を知らせる
04.
NEXT STEP

まずはお気軽にご相談ください

Section 04

何から話せばいいか決まっていなくて構いません。いま困っている業務を、そのままお話しください。

相談の進み方

  1. 打ち合わせのテーブルと椅子、その上に吹き出しが浮かぶ図
    01

    いまの業務をお聞かせください

    オンラインで構いません。神戸・兵庫のお客様には直接お伺いします。

  2. 並んだ箱のうち3つだけを枠で囲み、つくる範囲を決めている図
    02

    業務を整理して、つくる範囲を決めます

    どこまでつくれば効果が出るのか、つくらなくてよい部分はどこかを、あわせてお伝えします。

  3. 画面にカーソルが乗ったノートPCの図。動くものを触れることを表す
    03

    ご納得いただけたら、1週間でベータ版をお見せします

    動くものをご覧いただいてから、続けるかどうかをご判断ください。

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